伝統と伝承


いよいよ秋のシーズン到来まで1ヶ月を切り、稽古にも気合いが入ってまいりました。

普段の練習は衣装を着けずに稽古をしており、見た感じはなんとなく妙な感じに思えますが・・・。

衣装を着けていないと衣装に隠された手や足の曲がり具合など細かい所がハッキリ見えますので誤魔化しは全くききません。

そして周りの諸先輩方より指導が入ります。
舞の道順っていうのみんな頭にだいたい入ってて間違うことはほぼ無いのですが、手や腰の高さの位置が高い、低い。目線はどこを向く、立ち位置、微妙な間などなど・・・。

上げていけば枚挙にいとまがありません。
案外厳しい指導だったりいたします。

現代では映像で記録を残すことが出来、舞方や流れなどある程度可能だと思われます。。

ですが、ここでどうする、こうする。位置がどうだとかも有りますが、舞の場面はこういうことを表していてどういう気持ちの場面とかそういう本当の肝心なところと言うのは口伝でしかわからないことが多い訳であります。

映像記録も大切ですが、口伝はそれ以上に大事だと考えております。



豊前蛎瀬神楽

平成28年に国指定の重要無形民俗文化財豊前神楽として指定される

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