稲作と神楽


今年は神楽で使う大蛇や注連縄などの材料となる稲を古代米を植えて稲作を行っております。

早刈り分は青々とした綺麗な藁が取れそうな予感。

我が家の庭先でも育てており5月頃に田植えを行い今時期に出穂してもう間もなく稲刈りの時期を迎えます。


秋になると各地の神社でお囃子の音が聞こえ、神楽を舞っている風景が見られるのが豊前地方の神社の特色です。
規模は小さい神社でも神楽を舞う舞殿の設備がほぼ確実にあるのも地域の特性かと。

なぜ秋なのか?

日本人は稲作を中心として生活をしていた民族であります。

神社神道では稲を植える時期に当たる「祈年祭」収穫時期に当たる「新嘗祭」これを大祭として重要視いたしております。通常では春祭り、秋祭りなどと呼ばれております。

秋は特に稲(米)が無事に取れたことの喜びを神楽として捧げ神に感謝する。

この気持ちが重要です。

そもそも神楽というのは何か?と申しますと「神に捧げる舞曲」であります。

技に重きを置き舞を華美に行う事ばかりに目が行き、本来の「祈りの形が神楽である」ことを忘れてはなりません。



豊前蛎瀬神楽

平成28年に国指定の重要無形民俗文化財豊前神楽として指定される

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