神楽創始の神

豊前系神楽の中心となる神楽演目に岩戸神楽がございます。

この岩戸神楽というのはアマテラスオオミカミが弟のスサノオノミコトの狼藉に気分を害され天の岩戸に閉じこもってしまいます。アマテラスオオミカミがどうやったら出てくるか岩戸の前で集会を行い色々な策を巡らし相談しながら最終的には出てきて頂くことに成功いたします。その神話を表した舞であります。

豊前地方の神楽というのは出てくる神様の数や名前は多少違いますがこの演目は必ず舞う必要性があります。

さて、この岩戸神楽に出てくる神様のアメノウズメノミコトは画像一番右の女性の神様でありますが岩戸の前で神々等の前で舞を舞ったのが神楽のルーツで有るとされています。
この神楽を舞ったときにアマテラスオオミカミが岩戸を開けて出てくるきっかけを作ったことで神楽は現在の神事でも重要な位置づけとなっています。


そのことよりアメノウズメノミコト=芸能や舞楽関係の神様としても祀られるようになりました。


豊前蛎瀬神楽

平成28年に国指定の重要無形民俗文化財豊前神楽として指定される

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